運転代行サービスを展開する会社が多い地域はおのずと限られます。

例えば公共交通機関が行き届いている都市部では深夜まで公共交通機関が稼動し、夜遅くに帰ってくる人を待ち受けるようにタクシーが待機しています。

こうしたところでは車通勤をするケースは少なく、もっぱら公共交通機関で通勤通学をすることから飲み屋で酒を飲んで帰るにしても車で向かうケースは少ないです。

それでも運転代行サービスを展開する会社はありますが、決して多くはありません。

運転代行業社の多い地域性

多い地域には特徴があります。

まずは車がなければ移動もおぼつかない地域です。

代行業社数

公共交通機関こそ存在するものの本数が少なかったり、あまり行き届いていない地域です。

飲み屋へ行くには車以外には難しい場合は知り合いの車に同乗させてもらうのも1つの手ですが、多くの人は自分の車でそこまで行って運転代行サービスを利用します。

利用する人が多い分、それだけサービスを展開する業者は多く存在することが考えられます。

北海道や沖縄は細かく公共交通機関が発展していないため、結果として利用する人が多いです。

全国の運転代行利用指数

実際に運転代行サービスを利用した人が多いエリアを見ると突出して多いのが東北地方と北関東地方、そして北陸地方です。

また若い人ほど利用する傾向にあり、1年間で平均3回は利用していると言われています。

人によっては週に1回は利用する人がいるなど、かなりの頻度で若い人が使っています。

年を重ねるとその回数は減っていき、年に1回程度の割合が増えていきます。

東北や北関東、北陸の各地方で若者が多くいるところには多くの業者が存在することは明らかです。

仕事が終わったら一杯飲んでから帰る文化が根付きやすい工業系で働く人が多くいるエリアも運転代行の業者が多いです。

代行業社数

全国には工業地帯が点在していますが、その周辺で車文化のところは総じて利用される頻度は高くなります。

特に工業地帯へ向かう車によって渋滞を引き起こすようなところは確実に代行サービスの利用経験者が多いです。

運転代行業社の数

業者の数自体は平成14年度から平成27年度にかけて倍以上になっており、車両台数もおよそ2万7000台に及びます。

代行業社数

警察庁が発表している警察に届け出ている運転代行業者数のランキングを見ると、圧倒的に多いのは沖縄県です。

平成27年度で759件の業者が登録しています。これは2位の茨城県の393件の倍近い数です。

気軽にお酒が飲めるところが多く、それでいて公共交通機関がそこまで整備されておらず繁華街が多いことも原因と考えられています。

茨城県は工業地帯が各エリアに点在しており、車社会であることも関係しています。

アルコール消費量との関係

アルコール消費量のランキングとの関連性を見るとアルコール消費量全国2位の鹿児島県は登録業者数ランキングで全国4位、沖縄県もアルコール消費量全国4位となっています。

また消費量全国5位の秋田県は登録業者数ランキングで7位になるなど大いに関連性があります。

少しでもお酒を飲めば車の運転はダメですが、たくさん飲んでしまえばなおのこと危険性が増します。

そうした認識がしっかりしている地域では当たり前の感覚で代行をお願いすることが多いです。

ちなみに消費量の1位は東京都ですが、業者のランキングは38位と低めです。

こうした傾向からわかることはアルコール消費量の多いところ、公共交通機関が発達していないところや工業地帯周辺に業者が多いという事実です。

もう1つあるのが歓楽街の存在です。

飲み屋だけでなくキャバクラやスナック、ガールズバーといったところでお酒を飲んで代行サービスで帰宅するケースです。

代行業社数

スナックやキャバクラの店舗数ランキングでもトップは沖縄県、2位は鹿児島県と登録業者ランキングの上位が揃っています。

件数だけでいえば2位の福岡県も代行業者が全国3番目に多いなど関連性があります。

代行業社数のまとめ

いくつかの統計から何らかの理由で業者の数は変動することがわかります。

特に沖縄県の数が突出しているのは飲み屋も多ければ消費量も多く、それでいて公共交通機関が細かく整備されていないことがあるためです。

代行業社数

しかも飲酒運転による事故も非常に多いことから、今後その需要が増えることは容易に想像できます。

現に平成14年度から平成27年度にかけて登録業者は実に7倍に急増しています。

他の地域は元々業者が多かったため、2倍3倍程度です。今後沖縄だけで1000件を超えることも決してありえない話ではないです。

ちなみに業者の数が最も少ないのは京都府で33件となっており、ここ数年であまり数に変化が見られません。

下位に属する自治体では業者が減っているところもあり、東京都も該当します。

代行業社数

今後も都道府県ごとで代行業者の数に格差が生まれることは必然であり、アルコール消費量や歓楽街の多さに加えて公共交通機関の濃度などが影響することを知ることが大事です。

転勤などで地方に行く際はお酒の席も増えるため、事前に調べておくこともおすすめです。