運転代行という仕事柄、お酒を呑んでしまった場合のことを話すことが多く、運転に支障のあるようなことを言うクセがついているということもあり、お酒が悪者になってしまっている感が否めません。

でも、お酒は、百薬の長とも言える、すばらしいメリットがあることもまた事実。

そんなお酒のメリットを、今回はご紹介してみようと思っています。

お酒を飲むメリットいろいろ

普段からお酒を飲んでいる人は沢山います。また、人が集まればお酒が食事のお供として当たり前のように出てくることもあるでしょう。

中には生活の一部にもなっている人も多いかと思われますが、そもそもアルコールにはどのようなメリットがあるのか深く考えたことがない人もいるはずです。

もちろん美味しく楽しめるのが一番のメリットではあるものの、その他にも様々なメリットがあるのです。

はじめに身体的なメリットに触れてみますが、ひとつに血液の流れを良くする効果に期待ができます。

血液の流れを良くする

よく言われているのがドロドロの血液は良くないということですが、流れが悪くなっている状態ですと健康面にも悪影響になります。

時には大きな病気の原因になりますので、血行の改善のために努力する人も多いことでしょう。

そんな悩ましい血液問題に役立つ可能性があるのがアルコールです。

血液の流れ

血管を拡張する働きがあるため、血管の詰まりを予防する、体が温まりやすくなる、疲労回復を促進するなどの効果に期待ができます。

もちろんこうした効果を得るには適量に留めるのが大前提です。

実際、毎日適量のアルコールを飲んでいる人の場合、心筋梗塞冠動脈の疾患に至る可能性が低くなることが分かっています。

心筋梗塞、狭心症-その予防と治療 |  国立循環器病研究センター

一方で毎日多量に飲む人の場合は逆にリスクが極端に高くなる傾向があることも明らかになっているのです。

何事も適量が大事ですから飲む量には注意が必要ですし、また健康に良いからと普段飲まない人が無理に飲むのも考えものと言えます。

心筋梗塞は増加している:早朝・冬場にご注意

わが国の心筋梗塞の発症数は、〝魚食から肉食〟へ急速に食生活の西洋化が進んだことや、人口の高齢化によって増加傾向にあります。

1979年から30年間の調査では、心筋梗塞の発症数は1979年当時の4倍にも達しています〈図2〉。発症時の平均年齢は男性が65歳、女性が75歳で10歳の違いがあります。女性の発症年齢が遅いのは女性ホルモンの影響と考えられています。中年以上の男性では、特に肥満・高血圧・糖尿病・脂質異常がある場合は、注意しなければならない疾患であるといえます。

心筋梗塞発症数

心筋梗塞発症数 1979~2008年データ

参照:国立循環器病研究センター 循環器病情報サービス

食欲も促進する

食欲を増進する効果があるのもアルコールのメリットのひとつです。

精神的なストレスや疲労などによって食欲が湧かないこともあるものですが、そうした時に少量のアルコールを飲むと食欲が増します。

胃の蠕動(ぜんどう)運動をスムーズにしてくれるため、ご飯を食べておきたい時には先にアルコールを飲んでみるのも良いでしょう。

ちなみに食前酒はこうした効果を狙ったものであり、食欲増進及び消化の促進として用意されています。

ゆるい摂食障害が出ている場合も、この食前酒、特に、炭酸の入っているものが効果があるとの説もあります。

炭酸

  • ビール
  • スパークリングワイン
  • 炭酸割りの梅干しサワー

など、炭酸がより胃腸を刺激して、より活発な腸の活動が起き、倍の量が食べられてしまうというのは、決して過言ではないほどです。

ただし、糖質の多い日本酒スパークリングや、甘いサワーなどは、吸収率が良く、すぐに血糖値が上がり満腹感を与えてしまうので、逆に、量を食べたくない場合などに効果があります。

リラックス効果

気持ちをリラックスさせてくれるのもアルコールの力です。

恐らくこの効果に期待して飲む人も多いことでしょう。

緊張する時に飲むと気持ちを落ち着けてくれますので、あがりたくないシチュエーションの時に頼りにできます。

リラックスができる理由は、理性を司る脳の大脳新皮質という部分の働きを鈍くできるからです。

大脳皮質

大脳皮質

理性が正常に作用することは社会生活を営む上でも重要なことではあるものの、しかし時には理性によって必要以上に感情が働くことがあります。

緊張をするのもそのひとつで厄介に感じられることもあるでしょう。

人はどうして緊張するのか – ビジネススタイル – nikkei BPnet

適量のアルコールは高ぶった感情も抑えてくれるため、上手に活用すれば有用な飲み物になってくれます。

スムーズな睡眠へと誘ってくれる力があるのもアルコールの良さと言えます。

これも脳をリラックスさせる働きがあるのが理由ですが、興奮した脳を落ち着けてくれますので眠気も誘いやすいです。

そのため早く眠りたい時にも役立ちますし、また深くぐっすりと眠れるようになるため、睡眠の質を向上させることもできるでしょう。

とてもいいグラフがあるので、参考にして頂きたい。

睡眠の質

睡眠の質グラフ

睡眠は健康にとって非常に重要なことは知られた通りですが、アルコールはその手助けをしてくれる頼れる存在です。

ただし、やはり、アルコールの量が適宜でないと、まったくの逆の要因になりかねません。

アルコールでは良い眠りは得られない!

アルコールは、麻酔薬と同じような作用があり、たくさん飲みすぎると覚醒中枢も睡眠中枢も麻痺させてしまいます(それがアルコールの急性中毒で、ひどくな ると呼吸中枢なども停止してしまう)。その一方で、アルコールには、覚醒水準調節作用といって、興奮している人には鎮静効果を、抑うつ状態の人には興奮効 果を与えるという、ちょっと不思議で便利な作用ももっています。この作用はコーヒーやタバコも同じで、イライラしている人が利用すれば気分がホッとし、眠 気が強い人が飲めば、目が覚めます。つまり、夜になっても何故か、気分が興奮して眠れないというときにアルコールを飲めば、ホッとできて寝つきがよくなる 可能性はあるのです。でも、それが大きな落とし穴!

その作用は気持ちをコントロールするのにはある程度有効なのですが、実際にお酒で眠ろうとすると、大量のアルコールが必要になります。

アルコールは、少量だと興奮性の作用をもつため、お酒で眠ろうとすると、かなりの量を飲まなくてはならなくなります。そのうえ、深酒を習慣にしてしまうと アルコール耐性ができてしまうため、さらにアルコールの量が増えることになり、最終的にはアルコール依存症+不眠になってしまうことが…。

本来、睡眠は脳と体を休息させる時間ですが、毎日大量にお酒を飲んでいれば当然、アルコールを分解するために肝臓などの内臓は休むことができません。ま た、大量のお酒を飲んで眠れても、実はそれは、本来の眠りではありません。先ほど述べたように、それは中枢が麻痺して意識を失った麻痺状態になっているだ け。そのため、本来、睡眠中に行なわれる機能回復過程はほとんど停止してしまっているといわれています。お酒の飲みすぎは生活習慣病にもよくないといわれ ますが、眠りの質が低下することも影響しているといえるでしょう。

アルコールを飲んだ日は朝早くに目が覚めることがありますが、これはアルコールが分解されて中枢の麻痺が解けたために、覚醒中枢が働き始めたため。本人は 目覚めもよく、よく眠れたと思っても、実際の脳と体は睡眠不足と同じ状態。毎日そんな生活を続けていれば、中枢神経のバランスもくずれ、脳や体の機能にも ダメージが現れてしまうことに…。

アルコールはレム睡眠を減少させ、中途覚醒を増やす作用があるうえ、利尿作用によって 夜中にトイレで目が覚めることも増えるので、お酒を飲むのはけっして効率的な睡眠法ではないのです。

とはいえ、楽しいお酒は人生のスパイス。お酒と上手に付き合うには、まず、飲みすぎに気をつけましょう! そして、お酒で眠ろうとしたり、ストレスをお酒 で発散するといった依存的な飲み方は止めること。また、寝る直前まで飲むのは避け、就寝の2~3時間前には切り上げるようにしましょう!

引用文章:睡眠改善インストラクター 竹内由美
参考図書:「快適睡眠のすすめ」(岩波書店)堀忠雄著

社会的なメリット

健康面以外にも私たちの生活の中で役立ってくれている面もあります。

ひとつはコミュニケーションの円滑化に役立つことです。

例えば本音で話しをしたい時でも、しらふですと緊張もあって上手く会話が弾まないこともあるものです。

そこで有用なのがアルコールであり、心の内をさらけ出しやすくなるため、普段ではなかなか話せないこともすんなりと口にできることもあるでしょう。

そうすることでお互いへの理解が深まりますので人同士の距離感も近付きます。

飲み会

したがって仲良くなりたい人と一緒にアルコールを楽しむことでそれが潤滑油となり、スムーズに打ち解けることもできるはずです。
自然をより深く堪能させてくれるという働きもあります。

特に、人と人と接する時にバリヤーを張ってしまう方がいらっしゃると思います。

意外とそういう方の方が、お酒が入ると心を開いてくれ、唯一無二の親友になる可能性を秘めているので、まさにお酒の力って使い方次第だと思います。

まとめ

人は景色や風景などを楽しむ生き物でもあり、特に日本の場合は四季がはっきりしており、それぞれの季節ごとに趣きを感じられるものです。

例えば春ならば桜を愛で、冬なら雪景色を楽しむという具合にその季節ならではの楽しみがあります。

そんな楽しみを益々高めてくれるのもお酒の持つ力でもあります。

春はお花見で呑み、夏はビヤガーデンで呑み、秋は温泉にでもつかってグイっと、冬は神社で甘酒なんぞ。

温泉とお酒

四季折々のお酒の愉しみ方は、そうした景観とのコラボレーションでさらに愉しみを増やしてくれているのだと思います。

美しい光景に浸らせてくれることで充実の時間を過ごすことができ、格別の瞬間を楽しむためにもアルコールは欠かせない存在と言えます。

アルコールは健康面でも社会面でも有用な飲み物です。

人類にとって欠かすことができない存在でもあり、こうした効果が古くから現代まで楽しまれてきた理由とも言えるでしょう。

しかしながらメリットとするには適量で留めなければいけないのが鉄則です。

良薬だろうと量が過ぎれば毒にもなってしまいますから、ほどほどに留める姿勢で楽しまなければいけないですし、上手に付き合ってこそ最大限にメリットを発揮できるようになるのです。

そして、最後に、クルマなのに呑んでしまったら、運転代行【E代行】をよろしくお願いいたします。

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